札幌中心部で宿泊しようといざ検索してみたところ「ホテルが空いていない」「高額な部屋しか空きがない」なんて経験はないでしょうか。（私は2回ありました。）
そんなとき、インターネットカフェの完全個室への宿泊が次の選択肢となり、無事に寝床を確保することができました。
ただ、宿泊したことのない人にとっては不明なことが多く、不安だと思いますので、この記事では「快活CLUB」と「DiCE」の料金や設備・サービスなどを紹介するとともに、私が実際に宿泊した「DiCE狸小路本店」の体験談も紹介させていただきます。
不安を少しでも解消していただき、安心してインターネットカフェでの宿泊を楽しんでいただけたら幸いです。
快活CLUBの詳細
札幌中心部にある快活CLUBは、北海道最大の歓楽街・すすきの駅近くの「すすきの店」、北海道最古の商店街に近い「札幌狸小路店」「札幌狸小路2号店」、そしてJR札幌駅近くの「札幌駅南口店」の4店舗があります。
なお、「札幌狸小路店」と「札幌駅南口店」には完全個室はないため、本記事ではこれらの店舗は割愛しています。
また、料金やサービスは店舗ごとに異なるため、本記事で紹介している2店舗以外の情報については、各店舗のホームページなどをご確認ください。
料金
会員制のため、入会金は370円ですが、快活アプリから入会すると入会金が無料となります。ホームページには「一部店舗限定」との記載があり、すべての店舗で適用されるわけではないかもしれませんが、今回紹介する2店舗では快活アプリからの入会が無料とされています。
次に、完全個室の利用料金については、以下の表にまとめました。
この料金は平日のものであり、金曜日・祝前日の18時以降から土日・祝日にかけては、パック料金に330円が加算されます。
私が宿泊する場合は、7時間の睡眠を確保したいので「ナイト8時間パック」を利用しますが、入店が18時以降でないと適用されないため注意が必要です。
完全個室の部屋
部屋のタイプは以下の3種類があります。
・チェアタイプ：リクライニングチェアとオットマンが設置されている部屋
・マットタイプ：靴を脱いでくつろげるフラットマットの部屋
・ワイド（グループ）タイプ：広さが約1.2倍のマットの部屋で、料金は2人分が必要
個人的には、チェアタイプよりマットタイプの部屋の方が寝やすいと思います。余裕があれば、ワイドタイプの部屋を利用し、ゆったりと過ごすのも良いかもしれません。
旅行や出張での宿泊時には、大きな荷物があることが多いですが、モニター上の棚に荷物を置くことで、寝るスペースを広く確保できるのでおすすめです。
シャワー
快活CLUBのシャワーは予約制ではなく、シャワー室が空いていればすぐに利用できます。
札幌の店舗では、シャワーの利用は無料です。利用時間は目安として15分とされていますが、タイマーや監視はありません。マナーとして、この目安を守ることをおすすめします。私が利用する際も、15分あれば十分だと感じます。
シャンプー、ボディソープ、ドライヤーは備え付けですがタオルはありませんので持参するか受付でも購入することができます。私は、家から持って行くと荷物になるので近隣の100円ショップで購入することが多いです。
すすきの店なら「cocono susukino」の2階にDAISOがあり、札幌狸小路2号店なら「DAISO狸小路2丁目店」が近くにあります。
食事
両店舗とも食事メニューはなく提供をしていませんが、コンビニなどで購入したものを個室で食べることは可能です。ただ、せっかく札幌にきたので途中外出して食べてくるか、食べてから入室するのも一つの手かもしれません。
DiCEの詳細
札幌中心部にあるDiCEは、「札幌狸小路本店」と「札幌南口店」の2店舗があります。
両店舗とも完全個室のブースが用意されています。
料金
快活CLUB同様に会員制で、カード会員証発行の際には300円（税込）の手数料がかかりますが、アプリ入会の場合、入会金は無料です。
続いて、完全個室の利用料金を以下にまとめました。
札幌狸小路本店
札幌駅南口店
注意点として、ホームページからのブース予約には、平日で100円、週末（金曜・祝前日18:00以降）で500円の予約料金がかかります。
ただし、当日受付では空いていない可能性があるため、事前予約をおすすめします。
完全個室の部屋
部屋のタイプは以下の3種類です。
・リクライニングタイプ：リクライニングチェアが設置された部屋
・フラットタイプ：靴を脱いでくつろげるフラットマットの部屋
・VIPタイプ：業界最大級の鍵付き防音完全個室で、大型モニタや高性能音響設備が備わった部屋
大型モニタや高性能音響設備があるため、映画鑑賞をしながらゆっくり過ごしたい方には、DiCEが最適かもしれません。
シャワー
快活CLUBはプラン内でシャワーを利用できますが、DiCEでは30分300円の別料金がかかります。
別料金という点では少し残念に感じるかもしれませんが、DiCEのアメニティは非常に充実しています。以下が無料で利用できるアメニティです。
私が利用した際、アメニティの充実度を知らず、隣のドン・キホーテで歯ブラシ、カミソリ、フェイスタオルを購入してしまいました。
シャワー利用時にはフロントで受付が必要です。少し手間に感じますが、空きがない場合にはスタッフが空き次第呼びに来てくれるため、何度も確認しに行く手間が省ける点は良いところです。
食事
食事メニューも充実しており、外で食べるよりも断然お得な価格で提供されています。注文はパソコンからでき、スタッフが席まで届けてくれるので、非常に便利です。
【体験談】DiCE札幌狸小路店に泊まってみた
実際に私がDiCEの完全個室を使用した際の体験談を、写真を交えながら紹介します。
今回利用したのは「DiCE札幌狸小路店」です。ドン・キホーテが隣にあり、また狸小路商店街内にあるため、雨の日でも濡れずに入店することができます。
私が入店したのは21時過ぎでした。受付にはセルフの機械もありましたが、予約を22時にしていたため、念のため有人受付に並ぶことにしました。有人受付は2名体制で対応しており、5分ほど待って私の順番が来ました。予約時間より早い入店にも快く対応していただき、スムーズに手続きが完了しました。
利用した部屋ですが、今回は「フラットタイプ」を選びました。
機内持ち込みサイズのスーツケースを広げて、部屋の広さをイメージしやすいようにしました。寝る際にはスーツケースはテレビ上の棚に置き、私の身長は176センチですが、足を伸ばして寝ることもでき、十分な広さが確保されています。
USBポートやコンセントも完備され、部屋での作業をする際も問題ありません。
私が入室したとき、エアコンが効いていて寒く、眠れるか少し心配でしたが、各部屋には空気を取り込む吸気口があり、これで温度を調節することができます。私は吸気口を閉め、冷たい空気が入らないように対応しました。
また、寒さ対策としてブランケットを取りに行ったのですが、最初は在庫がなく残念に思いました。ただ、食事の後に再度確認するとブランケットが補充されており、2枚確保できました。私は1枚を敷き布団、もう1枚を掛け布団として利用しました。貸出は1人2枚までなので、ルールを守って利用しましょう。
シャワーについてですが、私は翌朝6時頃に受付に行ったところ、シャワー室が満室でした。そのため、部屋で待つことにしました。時間がかかるかと思い、トイレの洗面台でひげ剃りや歯磨きを済ませた後、部屋に戻ると、ちょうどスタッフの方が呼びに来てくれました。再度受付に行き、鍵を受け取ってシャワー室を利用しました。
脱衣所も清潔に保たれており、先に記載したタオルやひげ剃り、歯ブラシなどが用意されていることに、この段階で気づきました。
肝心の寝心地についてですが、やはりホテルと比べると劣る点はあります。私は普段、部屋を真っ暗にして寝るのですが、扉の上に明かり取りのようなものがあり、完全に暗くならなかったため、2回ほど目が覚めてしまいました。それでも、騒音などに悩まされることなく想定していたよりもぐっすりと眠ることができました。
まとめ
札幌市内で宿泊費を抑えつつ快適に過ごしたい方には、「快活CLUB」と「DiCE」が魅力的な選択肢です。「快活CLUB」はリーズナブルな料金で、無料のシャワーや快適な完全個室が特徴。特にマットタイプの部屋は、ゆったりとした休息に最適です。一方、「DiCE」は完全防音のVIP個室や充実したアメニティが魅力で、映画鑑賞や作業にも適した環境を提供します。
どちらの施設も札幌市内の主要スポットにアクセスがよく、立地面でも便利です。札幌観光や出張の際には、好みやニーズに応じてこれらのネットカフェを上手に活用して、快適な滞在を楽しんでください。
【参考URL】
快活CLUB札幌狸小路2号店：https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20173.html
快活CLUBすすきの店：https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20106.html
DiCE札幌狸小路店：https://www.diskcity.co.jp/shop/sapporo/
DiCE札幌駅南口店：https://www.diskcity.co.jp/shop/sapporo2/
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